公式/沖縄県那覇市で小学校・保育士・特別支援学校の免許資格を取得できる専門学校(昼・夜間コース)小学校教員免許 教職実践演習(教諭) | 那覇市にある教員免許取得の専門学校(夜間コース)|育英義塾

小学校教員免許 教職実践演習(教諭)2

2019/01/24(木)

2019年1月12日~14日の3日間で、明星大学の泉先生による「教育実践演習(教諭)」の講義がありました。
以下でその内容と学生のレポート「現場に出るまでに学ぶべき課題とその学び方を詳細にまとめる」を掲載します。

【授業概要】
・教育目標を踏まえ、自らの教師としての課題を自覚すると共に、その解決のための学習計画を立案できる授業とする。受講者一人一人が主体的、実践的な学びが展開できるよう、適切な形式で授業を行う。
【教育目標】
・自らの学びを振り返り、教員として必要な知識、技能を習得したことを確認すると共に、今後の課題についても明らかにする中で、教員(学級担任)として必要な資質を獲得する。
【学生の行動目標】
①履修カルテに基づいて、これまでの学習を反省的に振り返る。②教員や他の学生と主体的に関わり、これまでの学びや教員としての資質について考察する。③不足している知識や技能を補い、定着を図る学習計画を立てる。
【学生の到達目標】
①教員の資質能力、すなわち①使命感・責任感や感性、②教育的な愛情と統率力、③教科等の専門的知識と実践的指導法、④子どもの発達・心身や学習状況の理解、⑤社会人としての基本的な態度、などを最低限度以上習得し、学校教員としての職務を全うできる。学級担任としての資質能力を習得している。

【小学校教員免許コース】S.Mさん
 現場に出るまでに学ぶべき課題は、以前と変わらず、学級経営をする力である。私が学級経営に対して苦手意識を持つ理由は、子どもへのしかり方がわからないため、上手にまとめることに対して不安を持っているからである。私が教師生活を想像したとき、一番恐れることは、「学級崩壊」である。そのようなことが起こらないためには、児童一人一人と向き合い、理解することが重要であると考える。そして、逆に、どのような条件がそろったら「学級崩壊」が起きるのかを知ることだと考える。
 今、私が課題解決のために学ぶべきことは、児童の発達や心理を十分に理解することや、場に応じた話し方を身につけることである。教育実習に行った際、指導教諭が「教師は女優になりなさい」と言った言葉が心に残っている。場に応じて声色を変え、抑揚を付けたり、児童の興味関心をひくような動きや冗談を言ったりすることが大切と教えてもらった。
 私には、まだそのような能力がないと自覚しているため、メリハリのある学級をつくるために、自分の中の「恥ずかしい」という気持ちや「自信のなさ」を払拭し、現場に出たいと考える。「自信のなさ」は、知識不足からくるものであるため、教材研究をしっかり行い、深い知識を身につけてから教壇に立とうと考える。

「現場に出るまでに学ぶべきと考える課題と、その学び方を詳細にまとめる」
【小学校教員免許コース】H.Iさん
 私の課題は、「地域値の連携の図リ方」であると考える。今回の演習を通して、地域との連携はとても大切なことであると学ぶことができた。私は、地域性を生かした授業もやってみたいと思った。その際に、地域に住むどのような人材にお願いしたら良いのか。また、市町村教育員を通じて、学校に来てもらうのか。校長先生の承諾があれば来てもらえるのかなど、詳しく知りたいと思った。また、授業参観や学年行事には、できるだけたくさんの保護者に来てもらいたい。そのためにも地域の人々との関係を有効なものにしなければならない。なので、地域との連携の仕方や具体的な方法を学ぶべきであると考える。学び方の具体的な方法は、現在支援員として働いている現場の環境整備担当の先生が、とても地域の人々と仲が良く、よく学校にも招待している。
 今までは、その関係が大切な関係であると考えていなかったのが、間違っていた。明日から職場でその先生の接し方を見て学び、仲良くなった経緯なども聞いてみようと思う。地域の人材をどのように学校に招待しているのか、友好な関係の築き方も聞き出したいと考える。

【小学校教員免許コース】T.Tさん
 スクーリングを通しての私の課題は、①授業の在り方、②問題発生時の心構え、③学教経営の考え方の3点である。
 授業の在り方については、実習を振り返ってみると、私の思う通りの進む授業をしていたことに気づいた。子どもの視点に立って、自由な意見を出せる授業、子どもが新しい自分へ成長できるような考えさせる授業を念頭に置き、子ども達に何を学んでもらうかを重要視して教材研究を行う。
 問題発生時の心構えについては、演習を通して、教師は何事にも動じないように心構えておくのこと大切さを知ることができた。そのためには、豊富な知識をも必要であり、また児童の学年ごとの発達過程も十分に理解しておくことが大事である。参考書などを活用して知識を蓄えること、学校で起こりえる問題の把握とその対応事例を読み込むこと、子どもの発達過程での問題も学習していく。
 学級経営の考え方は、今回の演習ではまだ理科が不十分だと感じた。それぞれの学年に併せた目標設定には、その学年の成長段階を知る必要がある。現在、学校現場で働いているため、それぞれの学年・学級でどのような経営案を出しているのか参考にしたり、実習時の経営案を振り返り、どのように設定し、方針を立てているかを考えて、今後に生かしていきたいと考える。

 

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