公式/沖縄県那覇市で小学校・保育士・特別支援学校の免許資格を取得できる専門学校(昼・夜間コース)育英ブログ - 那覇市にある教員免許取得の専門学校(夜間コース)|育英義塾 - Page 4

お知らせ

教員採用試験二次対策講座について2020/08/06(木)

教員採用試験一次合格の皆さん、おめでとうございます。教員採用試験二次対策講座については、ただ今調整中ですので、しばらくお待ちください。調整が完了しましたらホームページにアップします。

若者におくる私の体験談(見聞録):若者よ大志をいだけ! 慶田喜則(元県立高等学校校長)2020/03/20(金)

         若者におくる私の体験談(見聞録):若者よ大志をいだけ!
         ~ 海外留学(2回)・大学院(4大学)での学び・研究を通して ~
                      
            慶田喜則(けいだよしのり)(元県立高等学校校長)
 
 私は、ヨーロッパのハンガリー国立大学への4年間の海外留学を終え、私の生まれ故郷沖縄へ2017年に帰って来ました。この機会に、私の海外留学(2回)や大学院(4大学)での体験を自由に述べたいと思います。特に、若者達へのメッセージとして語ります。私の体験談(見聞録)が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

 私は、これまで2回の海外留学(アメリカの大学とハンガリー国立大学へ留学)をして、学びや研究を成し遂げて来ました。また、4つの大学院(トロイ大学大学院、琉球大学大学院、放送大学大学院、ハンガリー国立大学)で学び、修士号を取得しました。

 30歳で沖縄県立高等学校の数学教師をしながら、学校の仕事(担任、数学科主任、部活動顧問など)や子育てで忙しい中、寸暇を惜しんで留学試験の勉強をして、アメリカの大学へ派遣の入学選抜試験(留学の語学試験TOEFL、クレペリン検査、英語小論文、研究計画書、大学の成績表、英語の面接試験など)に合格し、沖縄県から充分な奨学金を得て、沖縄県派遣でカリフォルニアのサンノゼ大学(San Jose State University)へ留学しました。数学教育(アメリカの学校における数学のカリキュラム)を専攻して学びました。大学教授や学友などから多くの事を学び、とても充実していました(大学教授や学友達や周囲の人達はとても親切でした)。妻子同伴でのアメリカ留学は、とても有意義で満足のいくものでした(ちなみに、アメリカの大学での成績は全科目ともオールAでした)。宿舎は、アメリカでの友人の協力もあり、大学近くのアパートを探しました。すごく便利な場所でした。アメリカ留学に一緒に連れて行った1歳の子どもは、今では医師として、活躍しています。家族3人で広い大学内の散歩やサンフランシコの町までドライブもよくしました。サンフランシコの長い橋ゴールデンゲート・ブリッジの上をジョギングをしたり、写真撮影もしました(今もその時のなつかしい写真が沢山あります)。楽しく学んだサンノゼ大学のキャンパスの景色が、現在でもあざやかに蘇ってきます。また、大学近くに大学専用のテニスコートが30面もあり、放課後に、多くの外国人と一緒に好きなテニスを週に3日ほどプレーし、快い汗を流し、外国の友達づくりや心身の健康維持に努め、楽しいサンノゼ大学(San Jose State University)での学生生活を満喫していました。その時にアメリカで購入したテニスラッケトを今も大切に持っています。また、休日にはスタンフォード大学やワシントン大学、シリコンバレー、冬の雄大なヨセミテ国立公園、ラスベガス、超雄大なグランドキャニオン、ロッキー山脈、美しいカナダ、メキシコ・・・などにも友人達と旅行をしました。沖縄へ帰る前にはハワイやグアムにも滞在し良き経験をしました。さらに、クリスマスやThanks Giving Day(感謝祭)などでは大学教授や友人の家でのパーティーにも私と妻子の3人とも招待されて、楽しい時をすごしました。まだ沢山のアメリカでの体験談がありますが、今回はここまでにします。

 36歳で沖縄県立高校の数学教師をしながら、学校の仕事(担任、学年主任、数学科主任、部活動顧問など)や子育てでとても忙しい中、寸暇を惜しんで大学院入学試験の勉強をして、トロイ大学・大学院(Troy State University)の入学選抜試験(語学試験TOEFL、英語小論文、研究計画書、大学の成績、英語面接試験など)に合格し、教育学(諸外国の教育制度、教育哲学、カウンセリング、教育社会学など)を専攻し3年間学びました。日本とアメリカの教育システム等の比較・相違点を研究し、数多くの事を学びました。授業時間も19時からの開始で、私たち社会人学生にとって学びやすい環境でした。大学院での研究生活は、とても充実したものでした。その成果を琉球大学での沖縄教育学会でも英文でテーマ:『A Comparative Study on Japanese and American Graduate School』(日本とアメリカの大学院の比較研究)として発表を行いました。
  
 42歳で、さらに学校の仕事(担任、学年主任、部活動顧問など)や子育てで忙しくなる中、寸暇を惜しんで勉強をして、琉球大学・大学院の入学選抜試験(小論文、研究計画書、大学の成績表、面接試験など)に合格し、教育学(教育社会学、心理学、カウンセリング)を専攻し楽しく学びました。琉球大学の教授達が、私たちのように働きながら学ぶ社会人学生のために、時間割や講義時間の変更などを考慮してくれました。琉球大学・大学院は、楽しくて楽しくて最高でした。ついでに国際政治学(日米安保等)や数学教育法などの多くの科目を修得出来ました。52単位を取得しました(20単位取得で卒業可能)。琉球大学・大学院で教えていただいた尊敬する教授達と今も交流をもっています。感謝です。

 48歳で、さらに益々、学校の仕事(担任、学年主任、教務主任、部活動顧問など)や子育てが忙しくなる中、寸暇を惜しんで勉強をして放送大学・大学院の入学選抜試験(英語試験、小論文、研究計画書、大学の成績、面接試験など)に合格し、「生徒指導について」の研究をすることが出来ました。途中で沖縄県教育委員会(県庁)で働くこと(知事部局で青少年問題担当)になり、大量の仕事に忙殺されそうになりながらも、大学院での勉学を続けました。とても厳しい時期でありました。千葉県の放送大学・大学院での教授との面接や授業、全国の大学院学生達との交流もあり、良い経験をしました。 

 60歳で沖縄県立高等学校の校長を終えた後、留学入学試験【語学試験TOEFL、全て英語によるMathematics(数学)・Physics(物理)・Chemistry(化学)・Biology(生物)の試験、英語での口頭試験、英語論作文Essey試験、英語健康診断書、銀行残高証明書、大学の成績、英語面接試験など】に挑戦して合格し、ハンガリーの国立大学で4年間、充実した研究をして来ました。数学(統計学)を専攻し学習しました。多くの外国(約20か国)から来た留学生の友人達と切磋琢磨して学習する事が出来ました。ドイツ、イギリス、スペイン、イスラエル、ノルウェー、トルコ、キプロス、ナイジェリア、インド・・・などから来た留学生の仲間達と一緒にした勉学や諸活動は、私にとって一生の宝です。また、教授の教えは最高に素晴らしく、教授は専門分野のプロであり、天才でありました。教授や留学生仲間達に感謝でいっぱいです!ハンガリーの国立大学での授業は全て英語で行われ、厳しいテストが多く、最後にはさらに厳しい口頭試問があり、その出来で成績や進級が決まります。また、コンピュータを使っての授業や試験、実験・実習も多くありました。

 私が海外留学や大学院で学ぶことが出来たのは、心身の健康に恵まれ、学校の仕事(高等学校の校長や教頭、担任、学年主任、教務主任、部活動顧問など)や子育てで忙しい中、寸暇を惜しんで集中して勉強をしてきたからです。決して時間的、精神的、金銭的に余裕があって成し得てはいません。私は能力も普通です。学問への追究心・好奇心・大きな志や目標・勉強意欲・将来への夢と展望・周囲の人々(沖縄・日本・海外の人々)への愛情と感謝を常にもっています。だからこそ海外留学や大学院で学ぶことが出来たと思っています。もちろん、学校長はじめ職場の同僚・家族・周囲の人々の理解と応援があったからこそ海外留学や大学院で学ぶことを成し得ることが出来ました。本当に皆さんに感謝でいっぱいです!

 この海外留学や大学院での研究や学びを通して、より深く広い視野で物事(学問や自然現象や社会現象・・・など)をとらえ、いろいろな事柄の本質や解決策や将来展望などを強く考えるようになりました。また、広い視野で日本や沖縄の良い点、改善した方がいい点などが以前よりはより深く理解できるようになりました。
 
 この海外留学や大学院で学んだ事、実際に体験してきた事を皆さん、特に若者達のために役立つ事が出来たら幸いです。若者よ大志をいだいて、自分の目標に向かってベストを尽くしてください。応援しています!終わりに、この限られた紙面だけでは伝えきれない様々な多くの体験談がまだありますが、また次の機会に述べます。

育英義塾に入学して良かったこと(心理教育学科1年)2020/01/28(火)

Kさん
育英義塾に良かったことは、年齢層があってアットホームな環境が本当に良かったと思いました。相談事きいてくれたり、アドバイスくれたり。頑張ろうってなるやる気のモチベーションがあがったりする。面白い話をしてくれたり、いつも笑いが絶えないので良かったと思います。ぎりぎりで決めた進路がこんなにもいい方向になっているのでよかったと思います。

Aさん
育英義塾に来て良かったことはいくつかあります。一番良かったことは、色々な人と関わりをもつことができたことです。クラスメイトや、優秀な先生方と授業をしながら色んな考え方や方法を学ぶことができます。クラスメイトも仲が良く、メリハリをつけて授業に取り組むので、毎日楽しく過ごせています。育英は、少人数制な分授業で理解できないところを聞きやすかったり、模擬授業等の実践もたくさん経験させてくれるので、教師を目指している人には、とても効率がいいと思います。

Oさん
・生徒が少ないから、仲良くなりやすい
・優しい人が多い
・レポートは多いけど、生徒が少ない分つきっきりでアドバイスがもらえる
・先生が元校長先生だから、小学校現場の様子や話が聞ける
・他の大学や専門学校よりも学費が安い
・大学と違って、生徒みんなの目標が同じだから、挫折しそうになっても頑張れる
・明星大学と連携しているから、卒業した時に明星の卒業資格ももらえる

Nさん
1.学費が安い。
2.教員への最短ルートを通れる。
3.人数が少ない分、集中的な講義が受けられる。
4.卒業と同時に教員免許が取得できる。
5.先生たちのサポート体制がしっかりしている。
6.授業日程にゆとりがある。

Yさん
入学時、人に自己紹介するのは苦手で、人前で立つのはもっと緊張するから避けたい気が強かった。その後の学校生活も、友達ができるか心配だったが、周りの人が親切でありがたかった。なかなかなじめない私と友達になってくれた。授業やレポートでも教えてもらうことが多くありがたかった。そして、現在もみんなと仲良く少人数で楽しく授業に向かう。

曙小学校の放課後ボランティアで子どもたちからメッセージと花束をいただきました!2020/01/26(日)

育英義塾教員養成学院では、1年次から曙小学校の放課後ボランティア活動に参加しています。
1年の終了には、曙小学校の子どもたちからメッセージと花束を毎年いただいています。
曙小学校のみなさん、どうもありがとうございます。
これからも子どもたちと学生との交流を深めながら、共に成長していきたいと思います。

「教職実践演習」学生の感想2020/01/25(土)

○1日目から授業の指導案作り等を行って、いろいろな人の授業を通して自分に生かせること、吸収するものがたくさんあった。さらに、書くことの大切さを改めて感じた。グループやペアで考えていることを出し合って、傾聴の気持ちをもって人と接することの大切さを学び、自分自身の教育観を深めて、自分を考える機会になった。
○グループ学習を通していろいろな考えを知ることができた。また、そのグループでまとめたことを全体で共有し合えて、そのグループが絞った意見や何を大事にしているのかを知ることができた。また、現場に出た時の対応の仕方も自分の考え以外にも人それぞれの解 決策があって多く学ぶことができた。(Kさん)

○4月に学級をもつ前に、本当に為になる3日間の授業でした。本当に楽しみな気持ちと不安な気持ちでいっぱいだけど、この授業を通して少し自信がもてるようになりました。この3日間で習ったことは4月から働く際に力になると思いました。
○本講座を通して、4月から担任をするやるとしても準備をすることができたと思う。
模擬授業を通して、授業力もつくことができて、問題行動やクレーム対応などの仕方も学んで本当に為になる授業でした。いつもリーダーとかもやらなくて、今回初めてリーダーをやって緊張したけど、いい経験になりました。(Oさん)

○模擬授業の教育に対するロールプレイングがあり、グループで話し合い活動を踏まえることで、とても良い意見や考えを出すことが出来た。また、他者のロールプレイングを見ることで参考になり、教師としての知識を増やすことが出来た。教師になったことを考えて、教師の1日の過ごし方や事務的な作業の話も少し聞きたかった。(Kさん)

○本講座を通して学級経営やいじめ、不登校に対する対応のやり方の知識と技術を学び、より実践的に演習することにより対応など学ぶことができました。また、ロールプレイを通して、役割を担い、やったことはとてもいい経験値になりました。  (Cさん)

○実習でしか実際の現場を見ておらず、見えていなかったような先生たちの苦労をしることができた。学校の先生になるために必要な能力を学び、模擬的に体験することができた。現場にでたときに苦労するかもしれないが、経験として頑張っていきたい。(Tさん)

○グループ学習は、自分と違う意見で考えさせられることも多かったのでとても良かったと思います。
○ロールプレイでは、実際にやってみることで教師の気持ち、保護者の気持ちをそれぞれ考えられたので良かったです。
○学級開きは初めて経験して課題も見つかったので、本当に学級開きをする時は、今回の授業を最大限に生かしてやりたいと思います。
○不祥事について考える場というのはとても大切だと思うので、これからもぜひやってほしいと思います。
○3日間という長い時間ですが、私たち明るく元気なPA生を優しく受け止め、楽しい授業をして下さり、本当にありがとうございました。(Oさん)

○先生の授業構成は、まず提示、その後自分たちで実践してそののちに自己評価や他への評価などを行っていて、すごく深みのある学びが出来ました。また、自分以外の人の意見なども多く聞くことが出来たり、これから社会生活へと生かせるものが多くあって、本当にためになる授業で、3日間があっという間に過ぎ去った気がします。私たちの意見や質問にも耳を傾けて親身になって教えて下さり本当に嬉しく思いました。3日間すてきな時間を共にできたことに感謝し、これからも私らしく頑張っていきたいです。(Hさん)

○今まで座学が多かったが、今回模擬授業も含め、ロールプレイなど実践的な勉強ができたことがとても勉強になりました。学級開きなど、次年度からの初めのことをみんなで意見を交換できたことが、自分だけの考えでしばられることなく、幅広く学べたので良かったです。いじめや不登校など現場でたちはだかる問題でもあるので、今回学んだことを生かせるように頑張りたいです。(Sさん)

○安里先生の講義は、終始ユーモアがたっぷりで退屈のしない3日間でした。その中で勉強になった点は「保護者への対応」です。今までの授業は教師になるための学ぶべきこと等が主にだったのですが、今回「保護者のクレーム対応」をして、私の対応は、「とりあえず謝る」選択でした。でも先生は「まず謝ることはしない。その分、褒める」ことを教えてくれて、「なるほど」と思いました。これは保護者だけでなく普段の生活の中でも、まず褒めるということを実践しようと思いました。先生は講義中、常に私たちのことを褒めてくれて肯定してくれてよく見てくれているなと感じました。私も先生のような教師をめざし頑張ります。楽しい3日間でした。(Yさん)

○資料が多い分どこをやっているのか分からないときもあったけど、一つ一つこれから参考になるためになるものばかりで、とても勉強になった。自分の考えををまとめることはもちろんみんなの意見や考えが聞ける場がたくさんあり、思考が広がった。(Iさん)

○資料の多さにまず驚いたが授業を行い、内容を見ていくととても為になる内容で教職までに覚えないといけない大事な内容がコンパクトに分かる資料になっていた。特に良かった点は教師になる為の必要とする学びやあり方を再確認出来、自分の課題が知れたことです。先生のスムーズな授業運びや質問しやすいキャラクター、ポイントを押さえた分かりやすい授業は楽しかったです。(Eさん)

○良かった点は、今後教師になった時に必要な授業力であったり、学級経営、生徒指導、学級経営等、実際に必要になってくることを授業で学び、グループで話し合い、深め合ったところが良かったと思う。これから教師になった時、今回勉強したことを生かしていきたいと思う。(Tさん)

○担任になる為の一歩目を学ぶことができた。一番不安に感じていた学級経営、クレーム対応の仕方まで勉強することもできた。安里先生の経験談なども、とても為になった。今回のスクーリングは、すべてが実践につながる勉強であった。できれば専科になる方法なども次回から取り入れてくれたら嬉しいと思う。(Uさん)

○教師になって気をつける点や工夫するにはどのようにしたらよいのかというお話を聞くことができ、とても勉強になりました。自分が教師になったらどのようなことをすればよいのか、また学校現場ではどのようなことがあるのか、よりイメージすることができました。この三日間ありがとうございました。(Yさん)

○この授業で、グループで考えたり、皆の前で発表し、情報を伝え合うことの大切さを改めて大切だ感じました。一人で考えるよりも、皆で考えた方が視野が広がるので、グループ学習はとても重要だと思います。不安もありますが、何事も経験なので先生方から学びながら頑張っていきます。(Sさん)

○勉強になった点は、発達段階に沿った指導を心がけることや、教師は発言や行動を子どもへの影響を考えながら行わないといけないと感じました。安里先生のように、明るく笑顔で教師が楽しそうにしていると、授業を受けている方も楽しく学べることが伝わったので、そのように行動していきたいと思いました。(Mさん)

○ロールプレイングにより実際の現場の想定ができたため、とても勉強になった。また、経験豊富な安里先生の講座では現場の具体的事例を教えてくれたので、とても楽しかった。作業量も多く、書く時間も少なく感じたが教師になった時はもっと忙しくなるので、それも良い経験になりました。3日間お世話になりました。(Kさん)

 

沖縄スクーリング「教職実践演習」2020年1月11日~13日 2020/01/18(土)

2020年1月11日(土)~13日(祝)で明星大学通信教育部沖縄スクーリングがありました。講義科目は「教職実践演習」で、担当講師は泉長顕先生(明星大学)と安里禮子先生(沖縄県うるま市元小学校長)のお二人です。

教職実践演習では、今後教職生活を送るにあたり、自分自身が課題と考えている点について改善策を見いだし、現場に出るまでに学ぶべき課題とその学び方を考察していきます。以下で受講生がレポートでまとめた「今後の課題」を記載します。

「現場に出るまでに学ぶべきと考える課題は、教材研究をしっかり行うことはもちろんだが、それ以外にも学校という仕組みについて考えたり、教師としてあるべき姿とは何か、教師として子ども達を引きつけるための言葉力(語彙力)を学ぶべきと考える。教材研究に関しては、子ども達に深い授業をしたいのであれば、まずは教師自身がその教材をしっかりと読み込んで、教え方の選択肢を広げていく。一つの教材だけを読むのではなく、何冊か読み込む等の工夫をしていく。(中略)教師は「言葉が武器」とよく言われるので、本をたくさん読み、正しい日本語を身につけたい。」(Nさん)

「私の今後の課題は、児童自ら学びたいと思う、児童の深い学びへつながる教育をどのように実践するかである。これは、現場に出てから経験を積みながら自分の指導力を上げていかなければならない。現場に出るまでに学ぶべき課題は、その指導力を上げるための基礎力となるような知識・技能を身につけることだと思う。児童・生徒の特性やその学年の特徴を把握しておくことも大切である。子ども達の発達段階を研究したり、教材研究をすることは、現場に出るまでに学んでおくべき課題である。基礎力がないと応用力も身につかないので、土台固めをすることが重要だ。そのためには、教科書や学習指導要領をよく研究しておく必要がある。学年の目標や全体の流れを知ることで、今後の学習計画を立てやすくなる。現場で活用できる知識・技能を身につけることが大切である。また、様々な見方や考え方ができるように色々なことに興味を持って取り組み、人と関わり、人間力を磨くことも重要である。自分一人の考え方にとらわれないよう、他者の意見や考え方も受け入れられるような人間を目指したい。」(Oさん)

「私が現場に出るまでに学ぶべきと考える課題は、どんなことからも学び、次の新しいことに生かす方法をどんどん取り入れていることである。3日間の授業を通して、失敗することがよりより方法を生み出すヒントになっていることを学んだ。さらに知識は、理解するだけでなく、再構成して初めて力となることを知り、それは簡単ではないことを学ぶことができた。よって、私はこれから教育実践に関する記事や本を読み、良いと感じた実践例を現場に出たときに使えるようアイディアノートに取り溜めておく。そしていくつもの実践パターンを用意しておきたい。また、理論重視で頭でっかちの指導にならないよう、その研究はヒントになるメモ程度でとどめておき、いつでも修正・加筆できるようなるべく携帯しておく。それから、自分の失敗体験やもっとこうすれば良かったこともノートに残しておきたい。このようにメモを活用した『ヒントノート』を作成し、そこから自分自身のよりよい教育実践につなげていく。まずは今日から早速自分の『ヒントノート』に今回の講義から得た教訓をまとめていくところから始めたい。」(Mさん)

「今後の課題としては、 『学び続けること』『一人ではないことを自覚すること』である。『学び続けること』としては、教師が学ぶことを止めてしまうと、児童の可能性を止めることと同様と感じたからである。現在の教育課程にはアクティブラーニングという考えがあり、主体的・対話的で深い学びの実現である。その深い学びを実現するためには、その深さを見る目が必要であり、その見る目を養うためには、自己の成長は不可欠である。その成長方法は本を読む、講話を聞く、他の先生と話し合う、さらには児童生徒から学んでも良い。このようにして全てのことが成長につながり、学びという視点を持つことが重要と考える。次に『一人ではないことを自覚すること 』としては、学校現場において様々な人が関わっていることを自覚するということであり、学級とは、学年の中にあり、学校の中にあり、地域の中にある。さらに広く言うと沖縄の中、日本の中とも考えられる。その自覚を持ち、指導にあたる際は、日本や沖縄の地域を愛し、学校という組織の一員として、校長の経営方針の下指導していきたい。その実現のためには、広く深く学び、他者を尊重することが必要と考える。(Oさん)

 

 

 

 

 

 

 

 

令和1年度実施沖縄県教員採用試験現役合格! 読谷高校卒 知花貴人さん2020/01/13(月)

 合格発表を見た時には、両親・育英義塾でお世話になった先生方・仲間など様々なことを思い返しました。

 私は育英義塾に1年次として入学しました。育英義塾では元校長先生など現場で第一線にいた講師陣の先生方がいます。先生方の授業を受けていると学校の様子や子どもの実態が届き、実践的な知識・技能が身に付きました。そして、1年次からの模擬授業・研究会などの講義も組まれており、授業力も身に付きました。この4年間で多くのことを学び、教員採用試験においても力となりました。

 採用試験では、育英義塾独自の対策講座を受講しました。一次対策では、全科・一般・教職と内容が広いところを焦点化し、洗練された講義・資料などとても有効でした。一次試験では講義資料を基に対策を行いました。また、模擬テストも定期的に行われるのでモチベーションの向上にもつながりました。二次対策には、合格直前対策講座まであり小論・模擬授業・ピアノ実践などとても充実した内容でした。

 合格できたもう一つの要因は同じ志を持つ仲間の存在でした。一次においてはお互いに得意分野を生かし、苦手分野を補いながら頑張ってきました。二次対策では、お互いの小論を見せ合ったり、模擬授業を見せ合うなど励みにもなり、力となりました。一番に感じたことは受講者全体で「全員合格」という雰囲気があり相談や悩みを打ち明けられる素晴らしい先輩や先生方がとてもたくさんいました。そのおかげで高めていけたと考えています。

 最後に、お世話になった先生方・事務員・講座を受けた仲間には感謝の気持ちでいっぱいです。初任者として現場に立つことになりますが、子ども達と一緒に学び続け頑張っていきたいです。

 

令和1年度実施沖縄県教員採用試験現役合格! 那覇高校卒 大城千晶さん2020/01/11(土)

私は、那覇高校を卒業後、育英義塾に入学し、現役で教員採用試験に合格することができました。今年の3月には、小学校教諭一種免許と特別支援学校教諭一種免許を取得し、卒業することができます。
育英義塾入学後は、ベテランの先生方の講義や日々のレポート作成などを通して、教職に関することを深く学ぶことができ、 多くの知識を身につけることができたと実感しています。
教員採用試験対策講座では、 一次試験では講師の方が作成した資料や模擬テストを何度も読み返したり、解きなおしたりして力をつけることができました。自分自身では、過去問を何度も解いて、自分なりのノ ートを作成したりしました。苦しくなったときには、仲間同士で声掛けをしあったり、講師の方のアドバイスでがんばることができました。
二次試験では、短い期間の中、仲間同士で支えあってお互いの模擬授業をみて、アドバイスをしあったり、論文をお互いに添削するなどを通して、仲間通しで高めあいながら頑張ることができました。 二次試験対策は短い期間で本当にきつくて心が折れそうになりましたが、自分たちを合格に導こうと必死に頑張っている講師の姿や声掛け、一緒に頑張っている仲間や事務の方の手厚いサポートのおかげで自信をもって、試験に挑むことができました。
私が教員採用試験に合格できたのは、育英義塾の先生方や事務の方の手厚いサポートのおかげです。この育英義塾で学んだ期間は、私がこれから教員とした働いて苦しくなった時でも私の励みになると思います。今までの学びを忘れず、自分自身も学び続け、子どもたちに伝えていきたいと思います。本当にありがとうございました。

沖縄県教員採用試験合格者激励会2019/11/19(火)

沖縄県教員採用試験合格者激励会を2019年11月16日(土)に行いました。(出席者は、合格者・講師など)

2019年度沖縄県教員採用試験は、育英義塾二次・三次対策講座受講者の74名が合格しました!

内訳は以下の通りです。

【二次対策講座】

小学校45名合格(合格率85%)内育英義塾在学生が8名合格!卒業生・修了生が18名合格!

高校英語2名合格・中学英語5名合格(中高英語は9名中7名合格)

高校数学1名合格・中学数学4名合格(中高数学は6名中5名合格)

高校国語1名合格・中学国語1名合格

中学社会1名合格

高校商業1名合格・高校情報1名合格・高校地歴1名合格

養護教諭5名合格

【三次対策講座】

中高家庭2名合格・中高音楽2名合格(家庭と音楽は全員合格!)

特別支援学校2名合格

合格者激励会では、本学院在学生(高卒から本学院へ入学)の川村和幸さん(小学校合格者)、下地 佑季さん(高校家庭調理合格者)、 安里 知美さん(小学校合格者:本学院修了生)、津波古 清乃(中学英語合格者)の4名が合格者代表としてスピーチしました。

以下に、川村和幸さんのスピーチを掲載します。

「皆さん、平成31年度沖縄県公立学校教員候補者選考試験の合格おめでとうございます。

共に試験対策に取り組んだみなさんと、またこのような場でお会いすることが出来、大変嬉しく思います。

みなさんは、10月23日、合格発表が分かった時、まず誰を思い浮かべましたか。

私は、日頃、様々な面で支えてくれた両親と、この育英義塾で共に過ごした仲間のことを真っ先に思い浮かべました。

私は仲間と毎日、模擬授業の練習をして教材研究を繰り返したした日々、論文の添削を仲間同士で行い高め合った日々、小学校に通い体育実技の練習をした日々を思い返し、自身の取り組んできたことを経験や力に変え、結果を残すことが出来たのを、とても嬉しく思っています。

この結果を残すことが出来たのも、講師の先生方の的確なアドバイスや充実した対策講座、過去の試験をもとに用意して下さった模擬試験の数々や事務の方々の手厚いサポートと一人一人を思いやった声掛け、そして共に勉強に励んだ仲間がいたからこそ、得ることが出来た経験だと思います。

皆さんは、来年度からの教員生活にむけてどのような気持ちでしょうか。これまで教育現場を経験している方々にとっては、新たなスタートの年になるかもしれません。私は、初めて教育現場を経験し、自身の学級を持つものとして、緊張のなかにも児童に会うことへの楽しみが待っています。

これからも、学問に励み教員としての資質・能力を高め、学校教育に貢献できるような教員を目指したいです。

最後になりましたが、今回、教員採用試験において、1次対策や2次対策でお世話になりました講師の先生方や日頃サポートしてくださった事務の方々には、とても感謝しております。本当にありがとうございました。

以上で私のスピーチとさせていただきます。ありがとうございました。」

会終了後、「楽しかった-!」という声が何度も聞かれました。これまで長年学校現場で活躍してこられた先生方からのアドバイスや、一緒に頑張った仲間との絆づくりの良い機会になったようです。試験前のストレスやプレッシャーから解放され、すがすがしく和気あいあいとした会となりました。

合格者の皆さん、本当におめでとうございます!!

 

 

 

「豊かな心を育む善行児童生徒表彰」 山田稔2019/11/07(木)

豊かな心を育む善行児童生徒表彰

明星大学通信教育部教職担当客員教授
沖縄県退職校長会会長    山 田  稔

最近の児童生徒の活躍状況を見ていると、学力やスポーツ、文化活動でも九州や全国的な活躍が目立ち、改めて児童生徒の未知の可能性には目を見張るばかりです。一方で、人命救助の中学生、高校生や借りたお金を返金した高校生の話題は記憶に新しく、心を打たれる温かな気持ちにさせられた。まさに、本県児童生徒の知・徳・体の調和とれた育成が図られていることを実感させられる話題です。このことは、学校・家庭・地域社会が一体となって長年に渡り地道に取り組んだ成果と言えるでしょう。

ところで、児童生徒が日々楽しい学校生活を送る中、明確な目標を持ち、勉学や部活動等スポーツ活動に励むことは勿論のこと、児童会・生徒会活動、挨拶・環境美化活動、ボランテイア活動、人命救助、学校行事や地域行事への参加を通した個人や公共生活への貢献などリーダーシップを発揮した積極的な活動は、学校生活を豊かにし、引いては社会全体を明るくするすばらしい行為であり、他の児童生徒の模範となる感銘を与える行為です。
本県退職校長会では、このような児童生徒の学校、家庭、地域社会での善行活動を応援する事業として「善行児童生徒表彰式」を実施しており、平成11年度に開始して以来、令和元年度で21回目になる。この表彰がスタートした当時の表彰要項によれば、児童生徒の問題行動が顕在化し「心の教育」が叫ばれる中、学校、家庭、地域社会における感銘を与えるあらゆる善行活動に対して表彰することを通して、更なる善行活動の普及及び健全育成を図ることを趣旨としてスタートしたとある。令和元年度までの実績では、個人283名、団体100団体の児童生徒が表彰を受けている。改めて本事業の意義を問えば、文字通り、児童生徒の「豊かな心」の育成の一環であり、新学習指導要領が求める「自立心や自律性」「自己肯定感」の育成、いじめ、不登校、規範意識の低下などの教育課題を克服し、基本的な生活習慣を確立する上で、人生や社会で生きて働く汎用性のある「豊かな心」の育成の一助となるのではないだろうか。今後、AIやIOT、5Gなどデジタル社会が進展する中、いつの時代にも求められる普遍的な「豊かな心」の育成に向けて、未来の創造者として、そして令和の時代の担い手となる児童生徒の夢や希望を育み、健全育成を図る上でも尚一層善行の輪を広げていくことが大切である。

本県退職校長会では、来る11月16日(土)午後2時より、沖縄市産業交流センターにおいて、結成30周年記念令和元年度第21回善行児童生徒表彰式を開催する予定である。